TBS「アンチヒーロー」最終回 圧巻の法廷バトルは「38分38秒」4日かけて撮影

 16日放送の最終話で証言台に座る弁護士・明墨(長谷川博己)©TBS

 俳優・長谷川博己が主演するTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(後9.00)の最終回が16日に放送され、世帯視聴率が12.2%、個人全体視聴率7.5%を記録したことが17日、分かった。9話で記録した世帯-11.2%(個人-7.0%)を上回る数値で、フィナーレを飾った。

 初回から世帯-11.5%という数値で好発進した今作は殺人犯をも無罪にしてしまうダークな弁護士・明墨(長谷川)が題材。長谷川は7年ぶりに日曜劇場で主演を務めた。

 最終回では明墨を証拠隠滅罪に問う裁判が開かれた。パラリーガル・白木(大島優子)の裏切りで逮捕された明墨だったが、すべては検事正の伊達原(野村萬斎)を法廷におびき出すための作戦だった。明墨は、行動の指針である12年前の糸井一家殺人事件の冤罪を巡って、伊達原と壮絶な戦いを繰り広げ、全ての真相が明かされた。

 また最終回放送に先駆け、15日に同局の公式YouTubeチャンネルで公開された長谷川、飯田和孝プロデューサー、田中健太監督によるスペシャルトークの後半戦では、1時間超の最終回の中、法廷シーンだけで38分38秒も展開されることが明かされていた。飯田氏は「4日間かけて撮った」と明かし、長谷川も「大変でしたね…」と苦笑で回想していた。圧巻の戦いを繰り広げた。

 9話に引き続きXのトレンド1位も獲得。大反響の中最終回を終えた。

 (数字はビデオリサーチ日報調べ、関東地区)

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