換気口から鳴き声が…。生後3カ月の子犬を救うため、通報を受けた消防隊員が奮闘

米フロリダ州デンバー南部で、生後3カ月の子犬が家の換気口からダクトに落ちてしまい、3時間以上にわたる救出劇の末、無事に飼い主の元に戻りました。

サウスメトロ消防局が、救出の様子を記録した動画をX に投稿しています。

消防局に通報が入ったのは、6月11日の夕方5時ごろ。

床に開いた換気口から、「クーンクーン」と子犬の悲しげな声が聞こえます。子犬の名前はアーチー・ビーン。おやつをちらつかせ名前を呼びますが、アーチーはダクトから身動きが取れないようです。

ABCニュース によると、アーチーは4階下に落ちてしまっていたらしく、大掛かりな救出劇が始まりました。

@SouthMetroPIO / Via x.com

消防局、ダグラス郡保安局、配管工事業者がチームを組み、壁や天井に穴を開けながら、小さいカメラをダクトに通してアーチーの居場所を探ります。

アーチーを傷つけないよう、複雑な配管システムを壊さないよう、慎重な作業が求められます。

そして……

アーチー、発見!!!😭

@SouthMetroPIO / Via x.com

怯えた様子でしたが、救助隊員からおやつをもらい、3時間ぶりにダクトから外に出ました。

飼い主の女性は「本当にごめんね」と言いながらアーチーを抱きしめ、隊員たちに何度も感謝を述べました。

「隊員のみなさん、配管工のみなさん、カメラを操作してくれた方……諦めないで救助に当たってくれて、本当にありがとうございました」

「アーチーは3階から地下1階まで落ちたけど、すり傷ひとつありませんでした。お風呂には入れないといけないけどね。私もお風呂に入りたい」

チームの働きはSNSで称賛され、「動物のヒーローだ!」「いい話」「いつもお勤めありがとう」などのコメントが寄せられています。

© BuzzFeed Japan株式会社