道路が冠水してトラックが立ち往生、ドライバーの男性が救助されたほか、土砂崩れで橋が通行止めになるなどの被害が出ています。
沖縄本島地方では18日、梅雨前線に流れ込む湿った空気の影響で各地で大雨となっています。土砂災害に厳重な警戒が必要です。
沖縄地方は梅雨前線に流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となっていて、本島地方では18日未明から各地で大雨となっています。
うるま市の宮城島では午前6時ごろ、1時間に53ミリの非常に激しい雨となり、6月の観測史上最大となりました。
消防などによりますと、この雨の影響で午前5時ごろ、名護市旭川の県道72号で冠水が発生し、立ち往生した軽トラック1台が水没しました。
軽トラックにのっていた男性（60代）は車の屋根につかまり救助を待っていて、およそ40分後に駆けつけた救急隊によって救助されました。
また、午前7時ごろにはうるま市の藪地島（やぶちじま）で島から本島に出る橋の入口のあたりでがけ崩れが発生し、現在も復旧の目処がたたず本島との行き来ができない状態になっています。
沖縄気象台によりますと、本島地方は午後以降も雨雲が発達しやすい状態が続く見込みで、多いところで1時間に40ミリの激しい雨が予想されています。
【雨の予想】
18日に予想される1時間降水量は多い所で、
本島中南部 40ミリ
本島北部 40ミリ
久米島 40ミリ
となっています。
また、午前11時30分時点で、本島地方の11市町村で土砂災害警戒情報が発表されています。土砂災害に厳重に警戒し、また、低い土地の浸水や河川の増水、氾濫に十分注意が必要です。
【警戒対象地域】
那覇市 糸満市 豊見城市 名護市 沖縄市 うるま市 大宜味村 恩納村 宜野座村 読谷村 嘉手納町
