トム・クルーズとケイティ・ホームズの「離婚条件」に宗教問題 愛娘スリさんへの影響考慮

トム・クルーズ

今月高校を卒業し、9月から米ピッツバーグのカーネギー・メロン大学に進学することが決まった米俳優トム・クルーズ(61)と前妻ケイティ・ホームズ(45)との一人娘スリさんだが、そのスリさんのため、トムとケイティには厳格な離婚条件があったと英誌「Hello!」が17日伝えた。

スリさんは両親が結婚した2006年に誕生し、今年4月に18歳の誕生日を迎えた。トムとケイティは2012年、「和解しがたい不一致」を理由に離婚したが、その際の調停でケイティは単独養育権を勝ち取り、トムは娘が18歳になるまでケイティに養育費として毎月40万ドル(約6300万円)の支払い義務を負った。

さらに、トムは医療費や保険料、教育費、進学に関わる諸経費なども負担することに合意したという。

同誌によると、両者は宗教に関しても境界線を定めたという。ケイティはカトリック教徒の家庭で育ち、一方のトムは新興宗教サイエントロジーの熱心な信者として知られる。

01年に破局した元妻でオーストラリア出身の女優ニコール・キッドマン(56)との間には2人の養子がいたが、離婚後もトムに感化された子供たちはサイエントロジーへの信仰を続け、非信者のニコールとは疎遠になった。そのことを知るケイティは、娘が二の舞になることを恐れ、単独養育権を求めたという。

それが認められ、ケイティはトムの養子たちが通っていた米オレゴン州にあるサイエントロジー系列の学校からスリさんを退学させ、移り住んだニューヨークの高校に通わせていた。カーネギー・メロン大学ではファッションデザインを専攻すると報じられる一方、スリさんはブロードウェイで舞台活動も始めている。

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