県職員が65件の不適切な事務処理 湯崎知事が陳謝「実効性ある再発防止策を講じる」

広島県の港湾振興課の職員が公文書の偽造や知事公印の無断使用など不適正な事務手続きを繰り返していた問題で、湯崎知事は18日、「県民の不信感を高めた」として再発防止策を講じる方針を強調しました。

【広島県・湯崎 英彦 知事】
「県民の皆さまには心からお詫びを申し上げたい。こういったことが起きないように実効性のある再発防止策を定めていきたい」

この問題は県港湾振興課の40代の男性職員が福山市鞆町の平漁港の埋め立て免許書など4件の文書偽造を行っていたほか知事公印を無断で使用するなど、合わせて65件の不適正な事務手続きを行っていたものです。

いずれも、職員が1人で事務作業を行い、チェック体制が不十分だったとしています。
県は、刑事告訴も視野に職員の懲戒処分を検討するとしています。

湯崎知事は今後、問題を検証・分析して具体的な再発防止策を図る方針を強調しました。

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