「責任転嫁も甚だしい」屋根落下事故で施工会社代理人 熊本市の対応を批判【熊本】

去年7月、JR上熊本駅前の歩行者用通路の屋根が落下した事故について、熊本市から損害賠償を請求されている施工会社の代理人弁護士が会見を開き、市の対応を批判しました。
17日会見を開いたのは、県内の土木会社2社の代理人弁護士です。
この2社は去年7月、JR上熊本駅前の歩行者用通路の屋根が落下した事故で、屋根設置工事の施工会社として熊本市から約1億5000万円の損害賠償を請求されています。
これに対し2社は、「熊本地震発生直後から屋根の雨漏りが確認されていて、再三の追加工事を申し入れたものの熊本市は一切対応しなかった」などと主張。
市の請求に対して争う姿勢を、明らかにしました。

【代理人 寺内大介弁護士】
「責任転嫁も甚だしい。市民の生命・身体の安全を守るべき行政として、今回の対応は非常に問題がある」

一方、熊本市は2社を提訴する方針で準備を進めていて、今回の会見については「訴訟に関連することなので回答できない」としています。

© テレビ熊本