5月主要HC売上高動向 気温が高めに推移して夏の需要を先取り

気温が平年より高めに推移したことで、夏に向けた需要の先取りがあった

主要ホームセンターの2024年5月の月次業績が出揃った。

気温が平年より高めに推移したことで、夏に向けた需要の先取りがあった。一方、曜日回りにおいて祝日が昨年より1日少なかったことがマイナスに影響した。

既存店ベースで前年同月比1.2%増だったコメリによると、農薬・除草剤・刈払機等の商品や野菜苗・種など家庭菜園関連商品の販売が堅調に推移した。また、エアコン・すだれ等の季節商品の販売が伸長しており、セメント・塗料等のプロ需要も堅調に推移したとしている。

同1.3%増だったコーナン商事は、600店舗達成記念セールの影響もあり、日用消耗品や園芸用品などが売上を牽引した。また、祝日が1日少なかっ影響は▲1.17%とした。

10ヶ月連続でマイナスとなったナフコは、エクステリア用品やアウトドア用品が伸び悩み悩んだとしている。

なお、企業再編による全店ベースでの影響は、DCMホールディングスが吸収合併したケーヨーの売上を2023年12月より含めている。またコーナン商事は23年6月よりホームインプルーブメントひろせの売上を全店数値に含めている。

新店効果に関しては、ジョイフル本田が23年4月に「ジョイホン吉岡店」をオープン。ハンズマンが23年10月に「松原店」をオープンしており、全店ベースでの売上増に貢献している。

主要HCの5月の売上増減(速報値)(単位%)

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