中森明菜、高額チケット波紋が拡大中…その背後にあるマネジメント事情

長らく歌手活動を休止してきた“昭和の歌姫”中森明菜。そんな明菜がいよいよ歌手活動を再開するとして、ファンの間で期待が高まっていたが、今、そのファンの一部から不満が噴出しているという。

「明菜は、自身の誕生日である7月13日を挟んだ3日間で、ファンクラブ会員限定イベントを開催する予定ですが、このチケットが税込みで7万8430円とかなり高額なんです。それに対して、“チケット代が高すぎる”とファンから悲鳴があがっていたのですが、いざ抽選結果が発表されてみたら、抽選に外れたファンが相当数のぼる一方、複数当選したファンがいることが判明したんです」(スポーツ記者)

そこで、ファンから「不公平だ」「金儲け主義だ」というクレームが漏れてきている様子だという。

「17年に行われた明菜の最後のディナーショーは、料理代込みで4万8000円でした。今回の復帰ライブも、料理込みではありますが、ディナーショーとは意味合いが違います。ファンの嘆きじゃないですが、金儲けに走った感は否めず、業界では明菜の復帰が再び暗礁に乗り上げるではないかと懸念されています」(前同)

実際、明菜といえば、2年前にも復帰話が持ち上がったものの、頓挫している。

その経緯は前回の記事でも触れたが、今年5月、事務所問題を解決したことで、今度こそ活動再開が期待されていた。

「今年5月、それまで事務所の監査役だった女性が新しく代表に就任したことで、事務所問題がクリアになりましたが、ただ、この女性がかつての明菜の恋人で、事務所問題をこじらせてきたK氏の実姉だったことから、関係者を驚かせました。恋愛関係ではなくなったものの、今も家族ぐるみの仲であるK氏の協力も得て、再出発を図ると思われていましたが、新社長は芸能界については、ずぶの素人。今回の復活ライブも、チケット販売でいきなり躓いたことで、今後が心配です」(前同)

ある大手プロ役員は、「明菜は何年もファンを心配させてきた。しかも、絶頂期には仮病でコンサートをドタキャンしてファンを裏切ったこともある。折しも俳優の福山雅治が、10月に故郷で行われる『長崎スタジアムシティ』のこけら落としライブに2万5000人を無料招待することが発表されたが、これまでファンを心配させてきた明菜も、本来ならファンを無料で招待したってよいくらいでしょう。しかも、チケット抽選で混乱を引き起こし、マネジメント力について業界関係者から不信を買っている。復帰がスムーズに進むとは思えません」と話す。

関係者の危惧を覆して、明菜の復帰ライブは、無事成功をおさめられるのかーー。

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