国内最大規模の船形埴輪など278点が国宝に 記念展示で家形や柵形を公開へ

By 三重テレビ放送

三重県松阪市は17日、市にある宝塚1号墳から出土し、国宝に指定されることになった船形埴輪(はにわ)をはじめ、貴重な埴輪を紹介する国宝決定記念の企画展を7月13日から開催すると発表しました。

宝塚1号墳は5世紀初めの前方後円墳で、出土した国内最大規模の船形埴輪や囲形埴輪など、278点が国宝となることが決定しています。

松阪市文化財センターで国宝決定の記念として開かれる企画展では、常設されている船形埴輪などの埴輪約60点に加え、普段は収蔵庫に保管されていてなかなか見ることの出来ない、家形埴輪や柵形埴輪など約80点が公開されます。

松阪市の竹上真人市長は、17日に開いた会見で、企画展の概要を明らかにしたうえで「国宝決定記念ということで初めての企画展をしますので、たくさんの人にお集まりいただきたい」と話していました。

「深堀り!宝塚1号墳の埴輪」展は松阪市文化財センターで7月13日から9月8日まで開かれます。

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