大谷翔平「1番・DH」で大暴れ 5打数3安打1打点 ベッツの穴埋める活躍

大活躍の大谷翔平(ロイター)

ドジャースの大谷翔平投手(29)は17日(日本時間18日)に敵地デンバーでのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、2回に右前適時打、4回に中越え二塁打、6回に左翼線二塁打を放ち、5打数3安打1打点、2得点、1盗塁だった。打率3割1分6厘。チームは9―5で勝った。

大谷のバットが8試合ぶりの適時打を放ったのは1―0の2回二死二塁だった。相手先発クワントリルがフルカウントから6球目に投じた真ん中の85・2マイル(約137・1キロ)のスプリットをフルスイング。打球速度107・3マイル(約172・7キロ)の痛烈なゴロは飛びついた二塁手のグラブをかすめるように右前に抜けた。続くスミスの右翼線適時三塁打で一気に生還し、3―0とリードを広げた。

4回一死無走者はカウント1―2からの4球目、外角高めの85・3マイル(約137・3キロ)のスプリットをバットの先に乗せて振り切った。打球速度100・2マイル(約161・3キロ)のライナーは右中間を破る二塁打となった。マルチ安打は2試合連続、今季27度目だ。

6回一死無走者は2ボールからの3球目、内角の95・1マイル(約153キロ)のシンカーを逆方向へバットで押し込んだ。打球速度104・3マイル(約167・9キロ)のライナーは左翼線を破る二塁打となった。

初回先頭はカウント2―2からの5球目を中堅方向へ打球速度107・8マイル(約173・5キロ)ではじき返すも遊ゴロだった。

8回先頭は3番手の右腕ハートリーブと対戦。フルカウントから四球で歩いた。続くスミスの初球にスタートを切った。セーフの判定にロッキーズはチャレンジしたが、覆らず。今季16個目の盗塁だ。

9回無死二塁に6打席目が回って来た。マウンドは4番手の右腕ローレンス。カウント1―1から真ん中外寄りの94・6マイル(約152・2キロ)のシンカーを強打するも打球速度104マイル(約167・4キロ)のゴロは二塁手の正面だった。

大谷が1番に入るのは5月18日(同19日)の本拠地レッズ戦以来、今季2度目。ベッツが左手骨折で10間の負傷者リスト(IL)入りして心配されたが、打線が14安打、9打点と奮起。全員で〝穴〟をカバーした。今後も1番・大谷がチームをけん引する。

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