ロイ・キーン氏、鼻を骨折したエムバペの行動を非難「どうかしている」 1度ピッチを退くも再びピッチに入り試合中断

写真:エムバペはフランス代表から離脱することはないようだ ©Getty Images

元アイルランド代表MFロイ・キーン氏が、フランス代表FWキリアン・エムバペの行為を非難した。イギリス紙『ミラー』が伝えている。

現地時間6月17日に行われたUEFA EURO 2024(ユーロ2024)グループD第1節、フランス代表はオーストリア代表と対戦し、1-0というスコアで辛勝した。38分、エムバペはドリブルで敵陣のボックス内に侵入してクロスを出すと、相手DFマクシミリアン・ウーバーに当たってオウンゴールとなり、これが決勝点となった。

エムバペにアクシデントが発生したのは85分、フランス代表のフリーキックという場面だった。エムバペはボックス内で相手選手と競り合い鼻を骨折。同選手は、メディカルスタッフの治療を受けてピッチを後にするも、再びピッチに入ってしまい試合が一時中断された。このあと、同選手とディディエ・デシャン監督はイエローカードを受け、試合が再開された。

キーン氏は、エムバペの行動を「どうかしている」と非難し、続けてこう語った。

「明らかに試合を止めるためにピッチに戻って座り込んだ。こういう振る舞いは見たくない。どうかしている。(ディディエ・デシャン)監督からピッチに戻るように指示されたのかはわからないが、彼は治療を受けてピッチを後にした」

「選手が誤った行動をしてしまうのは分かる。ただ、ピッチに戻ってそのまま座り込んだらイエローカードを受けて当然だ」

なお、試合後にエムバペは病院で検査を受けて鼻の骨折と診断されたものの、手術の必要は無く、フランス代表から離脱することもないようだ。同選手は自身の公式Xアカウント上で「マスクについて何かアイデアはありますか?」と投稿しており、今後はフェイスガードを着用してプレーする見込みだ。

【訂正】一部記載に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。(6月18日)

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