“お祭り男” 辻直人が吉本興業とマネジメント契約を締結「すごく楽しみでワクワクしています」

吉本興業は6月14日、群馬クレインサンダーズに所属する辻直人とマネジメント契約を締結したことを発表した。

現在34歳の辻は洛南高校、青山学院大学を経て、2012年に東芝ブレイブサンダース(現川崎ブレイブサンダース)へ入団。2021年に広島ドラゴンフライズへ移籍し、2023年から群馬でプレーする。「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2024 IN OKINAWA」で沖縄アリーナを沸かせたのは記憶に新しく、ニック・ファジーカス(川崎)、桜井良太(レバンガ北海道)の引退試合でもファンを盛り上げた。

吉本興業はリリースを通じて「辻󠄀選手とは、その十分なキャリアと持前のキャラクターを活かし、さらなるバスケットボール界の発展のため、メディア・イベント出演、SNSなどの発信をより積極的に取り組んでいくとともに、すでに辻󠄀選手が精力的に取り組まれている児童養護施設などの子どもたちや被災地への支援などを行う社会貢献活動『スリーピース』に関してもサポートしてまいります」と説明した。

また、“お祭り男”と称される辻はマネジメント契約締結に際し、喜びの言葉と今後に向けて語った。

「子どもの頃から、吉本新喜劇やお笑い番組を見て育ってきた私にとって、夢のような話で本当に今でも信じられません。現役生活を続けさせていただく中で、バスケットボールプレイヤーとして、また一人の人間として、ファンの皆さんにたくさんの夢と感動を感じていただけること、そして笑顔になってもらうことが、私の最大の目標です。そんな私の価値を、バスケットコートだけでなく色々な場所で、今まで以上に最大限に活かしたいという私の想いを汲み取っていただき本当に嬉しく思っています。これからの自分のキャリアがすごく楽しみでワクワクしています。今後とも何卒よろしくお願いいたします」

先輩の田村裕(麒麟)もコメントを寄せた。

「素晴らしいキャリアの選手が吉本の仲間入りしてくれることになり、その架け橋となれたことを大変嬉しく思います。僕はずっと昔から、辻󠄀選手のファンで『♯辻󠄀な音』をめっちゃ見ていました。辻󠄀選手は、少年のように純粋に笑うところがあり、本当に素敵な笑顔の持ち主です。プレイでは性格無比な3Pシュートと、シューターとは思えない視野の広さとパスセンスを持ち、またバスケットボールIQで僕たち見るものを魅了し続けています。お祭り男としてコート内外でも様々なエンターテイメントを作り上げてきた方なので、吉本興業でも思う存分にその力を発揮して欲しいです。既に吉本興業に所属している元日本代表キャプテンで現在富山グラウジーズに所属している小野龍猛選手や、同じく元日本代表で現在東京八王子ビートレインズでアシスタントGMを務める石橋貴俊さんと力を合わせて、吉本興業に新たな風を吹かせてください。お笑いを教える程の技術が僕に無いことが悔やまれます。この際だからはっきり言います。シュートの打ち方もお笑いも教えてください!」

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