シンスペクティブとロケットラボ、衛星10機の打ち上げで合意–「StriX」コンステレーション構築

小型の合成開口レーダー(SAR)衛星を開発、運用するSynspectiveRocket Labは、Rocket Labの小型ロケット「Electron」でSynspectiveの衛星10機を2025~2027年に打ち上げることで合意した。Rocket Labにとって最大規模の合意という。6月18日に発表した。

Rocket Labは、2020年以来Synspectiveの小型SAR衛星「StriXコンステレーションを構築するための打ち上げサービスプロバイダーとしてElectronで過去4回すべての打ち上げと軌道投入に成功している。Rocket LabとSynspectiveは、今回の合意とは別に今後2回の打ち上げを予定。ニュージーランドにあるRocket Labの射場「Complex 1」から2024年中に打ち上げられる予定となっている。

SynspectiveとRocket Labが合意したのは、過去の実績に加えて、柔軟な打ち上げスケジュールと各衛星の正確な軌道投入などを制御できる点にあると説明する。今回の合意で、よりスピーディーに事業の拡大を図り、世界のパートナーとの関係強化や顧客へのサービス提供の拡充が可能になるとしている。

(左から)Synspective代表取締役 最高経営責任者(CEO)新井元行氏、Rocket Lab CEO Peter Beck氏(出典:Synspective)

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Synspectiveプレスリリース

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