【将棋・棋聖戦】藤井八冠 5連覇と「永世棋聖」に王手も「意識せず」【新潟】

棋聖戦第2戦 対局後の感想戦(17日・新潟市)

将棋の棋聖戦五番勝負の第2局が17日、新潟市西区の岩室温泉で開催され、藤井聡太八冠が勝利しました。2勝して、5連覇と史上最年少という「永世棋聖」の獲得に王手をかけています。

岩室温泉の「髙志の宿・髙島屋」で開催された棋聖戦第2局・藤井八冠と挑戦者の山崎隆之八段の対局。午前9時に始まり、先手の藤井八冠がゆっくりと最初の一手を指すと、山崎八段もじっくりと受けました。

対局が終わったのは午後6時半すぎ。111手で山崎八段が投了。藤井八冠が第1局に続いて勝利しました。感想戦で藤井八冠は「序盤は課題が残ったものの、中盤以降は攻めにつなげることができた」と振り返りました。
一方、山崎八段は後手ということで「序盤はじっくり行くつもりだった」としつつ「前後の組み合わせが王が薄いまま攻めてしまい、そこを藤井八冠にとがめられた」と説明しました。

5番勝負で2勝し、藤井八冠は棋聖戦5連覇、そして史上最年少という「永世棋聖」の獲得にも王手をかけています。しかし、次の対局に向けては「シリーズ中はあまり意識せず、次は後手なのでしっかり準備しないといけない」と話しました。

棋聖戦第3局は、7月1日に名古屋市で開催されます。

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