生活保護受給者の個人情報が流出 瑞穂区役所が医療券を本来の送り先とは異なる医療機関に送付 名古屋

テレビ愛知

瑞穂区は18日、生活保護の受給者の個人情報が書かれた医療券を、本来の送り先とは異なる医療機関に誤って送っていたと発表しました。

医療券とは、生活保護の受給者が医療機関を受診する際、保険証の代わりに提示します。受給者の名前や住所、生年月日、生活保護を受給していることなどが記載されています。

瑞穂区によりますと、医療券を区役所で受け取ることができない受給者には、区が取りまとめて医療機関に直接送ることになっていますが、6月上旬に送付した中の1枚について、誤って本来の送付先とは異なる医療機関に郵送していました。17日、医療券を受け取った医療機関から連絡があり、発覚しました。

すでに医療券は本来の医療機関に送られていて、受給者に対してはこれから謝罪を行うということです。

区では、毎日100枚程度の医療券を発送していて、封入前には職員2人が宛先の確認作業に当たっています。今回の送付ミスについて瑞穂区は「確認作業が不十分だった」と説明。今後、チェックの必要性を改めて周知するなど再発防止に努めるということです。

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