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仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)で、暗がりでホタルの光を楽しむ特別展示「ホタルの杜」が開かれている。7月7日まで。
照明が落とされた部屋で幅2メートル、奥行き1メートル、高さ2メートルの水槽の中で飛び交う約50匹のゲンジボタルとヘイケボタルを鑑賞できる。ホタルはヨシの葉の上やケースの天井に集まり、黄緑色の光をゆらゆらと明滅させている。
人々はホタルが放つほのかな光に目を凝らす。初日の14日に友人と訪れた福岡市のアルバイト久間莉奈さん(22)は「子どもの頃に見たきりだった。暗闇の中でゆっくり点滅するホタルの存在を感じられた」と目を輝かせた。
同館ではホタルの幼虫を1~2年かけて成虫に育てる。成虫の寿命は10日ほどのため、繁殖の時期をずらすなどして長期間の展示ができるよう工夫している。
特別展示は2019年に始まった。ホタルの飼育・展示に携わる相沢真哲(まさのり)さん(50)は「体が小さいにもかかわらず、非常に強い光を出すホタルの生きる力を感じてほしい」と話した。
昼のホタルの様子も観察できるよう午前9~10時と午後1~2時は水槽を明るくする。
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