墓地で子どもに付ける名前を探したTikToker、退役軍人の墓石から命

インフルエンサーのヘイリー・ホッジさんは5月、妊娠中の第4子の名前を独特の方法で考える様子をTikTokで公開し、「気味が悪い」などと批判を浴びた。墓地を歩きながら、墓石に刻まれた名前から名付けようとしていたのだ。しかしホッジ夫妻は初志貫徹し、墓石で見つけた名前を4人目の子どもに付けたことを動画で公表した。

第4子となる女の子に付けた名前は「Salem(セイラム)」。第二次世界大戦にも従軍した沿岸警備隊の退役軍人の墓石から取られた。Salemは「平和」「安全」「完全」といった意味を持つ名前だという。

ホッジさんはPEOPLEの取材に対し、次のように命名の経緯について明かした。

「墓場で出会って以来、セイラムは私のお気に入りの名前でした。夫はSailer(セーラ)を推していましたけどね。これも墓地で見つけた名前です。私の家族はみんな水に関係する名前を持っているんです。夫はRivers(リヴァーズ/川)、ほかにはRains(レインズ/雨)、Brooks(ブルックス/小川)、Banks(バンクス/岸辺)もいる。セイラムも、デラウェア川の支流の名前だから、家族みんなが水で繋がっているの」

墓地で名前を探すことへの批判ついても、「お墓は私にとって、祖父母や親友、愛した人が行く場所というだけ。邪悪なところだなんて思っていません。みんな、それぞれの人生を生きた人たちです。願わくばよい人生を送り、善良な人たちであってほしいですね」とホッジさん。

1992年に亡くなった退役軍人のセイラムさんは、結婚はしていたが子どもはいなかったという。またホッジさんはPEOPLEに、「彼が、私たちの“名誉おじいちゃん”になってくれることを願っています」と心境を語っている。

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