中国と欧州結ぶ中欧班列、5月には単月輸送量が過去最大に

5月には中国と欧州を結ぶ定期貨物列車の「中欧班列」の5月の運行本数が単月の輸送量として過去最大を記録しました。

中国国家鉄道集団(国鉄集団)の発表によると、5月には中国と欧州を結ぶ定期貨物列車の「中欧班列」の5月の運行本数が前年同月比14%増の1724本、輸送貨物量は前年同月比13%増の18万6000TEU(20フィート標準コンテナ)に達し、単月の輸送量として過去最大を記録しました。同時に、輸送する貨物の種類もますます豊富になっているとのことです。

国鉄集団の関係責任者によると、同社は今年に入ってから海外輸送経路を積極的に開拓し、黒海やカスピ海で船舶を利用する南回りルートでの試験列車の運行を続けています。5月にはカスピ海ルートを経由する中欧班列が13本に達するなど、安定した伸びを維持しています。

また、税関や出入国検査などの部門との意思疎通を強化し、海外の鉄道会社が列車の受け入れや積み替えをよりよく行えるように協力し合い、鉄道の迅速な通関モデルを積極的に普及させ、通関地での通関能力と効率を高めています。その結果、阿拉山口、コルガスなどの西部通関地経由の貨物輸送量は前年同月比11%増、エレンホトなどの中部通関地経由の輸送量は同26%増、満洲里、綏芬河、同江北などの東部通関地経由の貨物輸送量は同11%増に達しました。

国鉄集団はそれ以外にも輸出入商品のラインナップ充実に力を入れています。中鉄国際マルチ連絡輸送の康穎豊副総経理は、「輸出については自動車とその部品、電子製品や設備などのハイテク高付加価値製品の輸出量の大幅増を実現した。輸入については商品の品目を増やし続け、うち原材料、化学肥料、農業副産物、化学工業品などの輸入は前年同月比で約5%増加した」と説明しました。(提供/CRI)

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