DREAMS COME TRUE、映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』主題歌「Kaiju」MV第1弾配信

デビュー35周年を迎えたDREAMS COME TRUEの新曲「Kaiju」のMV第1弾が、本日6月18日に公開された。

同曲は7月26日公開の映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』の主題歌として書き下ろされたもの。MVには映画の映像がふんだんに盛り込まれており、DREAMS COME TRUEと怪獣特撮の意外な親和性を感じさせつつ、歌詩に込められたメッセージの強さが伝わってくる。

映画の原作・総監督を務めたのは、日本の怪獣造形界におけるレジェンド的存在である村瀬継蔵。吉田美和と同郷の北海道池田町出身、村瀬監督からの熱いオファーを受け、〈カワセミ〉〈川面〉〈白樺〉などの北海道の原風景を思わせる歌詩が散りばめられた、美しく壮大な楽曲が完成した。

本作は、『ニューヨーク・アジアン映画祭』(7月12日~28日)やカナダの『ファンタジア国際映画祭』(7月18日~8月4日)に正式出品されることも決定。すべてを着ぐるみ・ミニチュアによるアナログ特撮で表現しつつ、最新鋭のカメラとレンズ効果や合成技術を用いることによって、CGとは異なる味わい深い世界観を作り上げている。出演者には、鈴木梨央や楢原嵩琉といったフレッシュな若手俳優に加え、斎藤工、佐野史郎、釈由美子、樋口真嗣監督といった特撮作品に縁のある豪華キャストが並ぶ。

映画『ゴジラ-1.0』でのアカデミー賞・視覚効果賞の受賞も記憶に新しい、山﨑貴監督より本作に向けてのコメントも公開。山崎監督は幼い頃に村瀬継蔵氏が怪獣造形を担当した映画『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964年)のリバイバル上映を観て、キングギドラのシルエットの綺麗さなどに魅せられ、影響を受けたことを以前より語っていた。今年3月8日には日本アカデミー賞の授賞式にて2人は対面している。山崎監督は、本作に登場する小道具である、イメージした物を実際に生み出すことができる「神の筆」になぞらえ、想いのこもったコメントを寄せた。

また今年は、DREAMS COME TRUEデビュー35周年と『DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン 2024/2025 supported by U-NEXT』(通称『ウラワン』)が重なるミラクルイヤー。9月22日・さいたまスーパーアリーナ公演を皮切りに、翌年3月23日・沖縄アリーナ公演まで全国30公演を予定している。

ツアーに先駆け、7月6日~7日(ドリカムの日)の2日間に渡り、吉田美和の故郷である北海道池田町でのスペシャルイベントを開催。ドリカムミニライブ、ドリカムディスコ、さらに映画上映まである野外イベント。2日間通して参加でき、池田ワイン&ぶどうジュース飲み放題付き。なお、7日には歌詩にも登場する万博公園で、DREAMS COME TRUEの楽曲と一緒に楽しむことができる『ドリカム花火2024 in万博公園』も開催する。

■山﨑貴監督 コメント

村瀬監督の人生や今までの造形への思いがぎっしりと詰まっていました
その優しい眼差しにたくさんの人の協力が集まってこのような素敵な映画が出来上がったんですね
そして改めて「映画を作る」ということはカミノフデを操ることに他ならないと感じました

(文=リアルサウンド編集部)

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