キンプリ永瀬廉、初のがっつり王道ラブストーリー映画に「まぶしい、まぶしいよ」連発

王道ラブストーリー『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』で主演を務めた永瀬廉

King & Prince永瀬廉が16日、都内で行われたNetflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』配信記念イベントに、出口夏希三木孝浩監督と共に登壇。映画では初という恋愛に焦点を絞った王道ラブストーリー作品とあって「まぶしいよ、まぶしい、まぶしい」と感想を述べていた。

本作は、作家・森田碧の同名ベストセラー小説を、映画『アオハライド』や『ホットロード』などを手掛けた三木孝浩監督が実写映画化。永瀬は、美術の才能に恵まれながらも、突如心臓に腫瘍が見つかり、余命一年と宣告されてしまう高校生・早坂秋人役で出演。笑顔で「余命半年」とつぶやく高校生・桜井春奈(出口)と出会った秋人が、残された日々を懸命に生きる姿を描く。

永瀬は「これまで何かを抱えているような役で、そこにちょっと恋愛があるという作品はあったのですが、ここまでがっつり恋愛に焦点を当てた映画は初めてでした」とチャレンジングな映画だったことを明かすと「しかもタイムリミットがある状況での恋愛。設定に対しての不安もありましたが、現場に入ると、三木監督やスタッフ、共演者のおかげですぐに心配はなくなりました」と振り返る。

これまで自身が出演した作品は「このシーンはどうなったかな」と客観的に見ることが難しかったというが、本作については「自然と(自分が出演しているということを)感じずに物語を観ることができました」と視聴者として感情移入できる作品だったという。

そんな自身の挑戦に「本編を観たとき、まぶしい、まぶしいよ、まぶしかった」と感想を述べた永瀬。出口も「すごく悲しい結末なのですが、春奈は幸せだったんだろうな……と観終わったあと前向きになれる。とても余韻のある作品でした」と感想を述べる。

また撮影で印象に残ったエピソードとして、出口は「春奈が秋人くんに似顔絵を描いてとお願いするシーン」とあげると「すごく素敵なシーンで大好きなのですが、あのとき永瀬さんも実際に絵を描いていたんです。その絵は映像には映っていませんが、とても個性的な絵で、ピカソみたいでした」と裏話を披露。

「いたって本気で描いていたんです」と強調する永瀬は「僕は目から描くのですが、右目と左目の焦点が合っていなくてホラーみたいな絵になってしまいました」と苦笑い。続けて永瀬は「本編で(その絵が)使われていたら、涙が引っ込んでしまうと思います」と自虐しつつも「アートって死後に評価されていくと思うので……」とまんざらではない表情で語っていた。

永瀬は所属する STARTO ENTERTAINMENT より、耳の怪我により、5月29日から一時活動を休止することが発表された。その後、検査や医師の判断のもと6月12日より活動を再開することが報告されていたが、この日が復帰後初の公の場となった。(磯部正和)

Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』は6月27日より全世界配信

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