カルビー新工場が広島市に誕生 人と環境に配慮した「次世代型工場」 ジャガイモの皮もエネルギーに

広島市に建設された大手菓子メーカー・カルビーの新工場。
グループ最大規模となる「次世代型工場」には、商品の製造に留まらないカルビー初の画期的な機能も取り入れられました。

広島市佐伯区に完成したばかりの「せとうち広島工場」は、敷地面積およそ10万平方メートル建物の色合いは「じゃがいも」をイメージしています。

【野川アナ】
「新しい建物の香りに満ちています。ここはかなり広いですね。声が反響しています。まだ機器は入っていないが、ここに生産ラインの一部が設置されて、あのお馴染みの味が各地に発送」

ここで製造されるのは「ポテトチップス」や「ジャガビー」といったカルビーの主力商品です。
工場の外にはトラック20台が停められるスペースを整備。ここではカルビーの工場で初めて倉庫が併設され、生産だけでなく「物流の拠点」としての機能も備えています。
新工場では働きやすい環境が整えられています。

【野川アナ】
「食堂は窓も大きくとられて開放的な雰囲気。外を見ながら食事ができる小上がりのスペースではくつろげるようになっている」

24時間3交代で稼働するこの工場では、従業員はおよそ300人が休憩時間にリフレッシュできる空間も整備されています。
「次世代型工場」は「人」だけでなく「環境」にも配慮しています。

【野川アナ】
「原料のじゃがいもを加工する上で使わなかった皮をエネルギーに変える」

カルビーの工場で初めて採用された「バイオマスボイラー」。廃棄されたじゃがいもから発生するメタンガスを活用します。
「人にも環境にも優しい」新たな工場は来年3月期の操業開始を予定しています。

<スタジオ>
お馴染みの味をより安心感を持って楽しめそうですね。

【広島大学大学院・匹田篤 准教授】
「あの工場で作られて、あそこの倉庫から出荷されると実感できた。私もポテトチップス大好き。ポテトチップスの裏の所には工場の記号が書いてある。たとえば広島だと広島のHか宮島のMという工場の記号が書いてあったり、岐阜だとGだったりする。今回の工場はHなのかMなのか、新しい記号になるのか、そこもかなり楽しみにしている」

マニアックですねー。
そのあたりも注目して楽しんでいただければと思います。

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