新型『ミニ・エースマン』上陸。新世代ファミリー第3弾はEV専用で2種類のパワートレインを用意

 新世代モデル第1弾として『MINI COUNTRYMAN(カントリーマン)』が、続く第2弾として『MINI COOPER(クーパー)』の基幹3ドアが上陸を果たしているMINI(ミニ)ファミリーに、まったく新しい電気自動車専用モデルとして、第3弾となるクロスオーバー『MINI ACEMAN(ミニ・エースマン)』が登場。6月6日より発売が開始されている。

 コンパクトなデザインと、目を惹くミニらしいディテールを融合させたファミリー史上初となるフル・バッテリーEV(BEV)クロスオーバーは、最大1005リッターまで拡張可能なラゲッジスペースに、5名乗車を可能とした広い車内空間を実現する。

 そのエクステリアでも新世代モデルであることを主張し、重要なものだけを残したクリーンなサーフェスが特徴的で、ボンネットスクープ、サイドスカットル、ロッドアンテナなどを廃止し、フラッシュドアハンドルおよびフィンアンテナを採用。また前後の灯火類の発光パターンを3種類からカスタマイズ可能なLEDシグニチャー・ライトや、ウエルカム/グッバイライトの採用など、新世代に相応しいミニらしいギミックを新たに導入している。

 一方のインテリアも、素材からクロームパーツやレザーを排除し、代わりに採用した新素材にはリサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムを利用するなど、持続可能性を考慮した素材を選択。ステアリング背後に配置されていたメーターパネルは廃止され、運転に必要なすべての情報は前方のヘッドアップ・ディスプレイや直径240mmの高品質ガラスを採用した円形有機ELセンター・ディスプレイに映し出されるなど、要素を削ぎ落として巧みにデザインされた高品質な空間が広がる。

 さらに全車標準装備のミニ・エクスペリエンス・モードにより、インテリアの雰囲気を一変させることが可能となり、ダッシュボード上に最大8パターンの光のグラフィックを投影させることで、光のパターンとアンビエント・イルミネーション、そして新たに作られたミニ・ドライビング・サウンドによりインテリア全体の印象が変化する。

新世代モデル第1弾として『MINI COUNTRYMAN(カントリーマン)』が、続く第2弾として『MINI COOPER(クーパー)』の基幹3ドアに続く、第3弾モデルの『MINI ACEMAN(ミニ・エースマン)』
最大1005リッターまで拡張可能なラゲッジスペースに、5名乗車を可能とした広い車内空間を実現している

■グレードはパワートレインに合わせたふたつ。アシスト機能も搭載

 また、パーソナルモードではお気に入りの画像をディスプレイの背景に設定することができ、ビビッドモードを設定すると流れている音楽のカバーアートの色に合わせたライトエフェクトが25色の中から自動で選定され、ダッシュボード上に投影される。

 グレード構成はパワートレインに合わせた2種類となり、エントリーのミニ・エースマン“E”は最高出力135kW(184PS)、最大トルク290Nmを発揮する電気モーターでフロントを駆動し、停止状態から100km/hまで7.9秒、搭載するリチウムイオン電池のバッテリー容量は126.0Ah/42.5kWhを確保し、一充電での走行可能距離は310kmとする。

 一方、上級モデルのミニ・エースマン“SE”では、前輪駆動は同じながら最高出力160kW(218PS)、最大トルク330Nmを発揮するモーターを搭載し、0〜100km/h加速は7.1秒で到達。バッテリー容量も54.2kWhを確保し、一充電での走行可能距離は406kmとされている。

 ともにコンフォートなドライビングを可能とするコアモード、スポーティなゴーカートモード、高効率なグリーンモードの各種ドライブモードや、鮮明な画像により車両の周りの状況が確認できるサラウンドビュー機能、並列および縦列駐車を容易にするパーキングアシスト機能、ペダル踏み間違い急発進抑制機能に加え、車両が時速約35km以下で直前に前進したルートを最大50メートルまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバースアシスト機能なども採用され、価格は491万〜556万円(いずれも税込)となっている。

グレード構成はパワートレインに合わせた2種類となり、一充電での走行可能距離は310〜406kmとされている
運転に必要な全ての情報は前方のヘッドアップ・ディスプレイや直径240mmの高品質ガラスを採用した円形有機ELセンター・ディスプレイに映し出される

ミニ・エースマン公式サイト:https://www.mini.jp/ja_JP/home/range/all-electric-mini-aceman.html

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