日本ハム・万波中正が17年ぶり「ファン投票100万票」 イチロー超えのパ新記録なるか、ターゲットは“135万”

ⒸSPAIA

17年ぶりの大台超え

今年は7月19日と20日の2日間にわたりエスコンFと神宮で行われる『マイナビオールスターゲーム2024』。出場選手を決めるファン投票で、日本ハム・万波中正が100万票の大台を突破した。

ホームで行われる夢の舞台に向けて、12球団最多得票をキープしてきた万波。23日(日)の投票締め切りが近付く中、18日の中間発表で「101万0065票」に到達。オールスターファン投票の100万票超えは、2007年の山崎武司(当時楽天)以来、実に17年ぶりの快挙となった。

ファン投票100万票超えは、今回の万波が史上21人目・27度目。投票締め切りが今週末に迫るなかで、その数字をどこまで伸ばしていくことができるか。ここでは過去のファン投票・歴代得票数上位を振り返ってみたい。

歴代の得票数上位を並べてみると、2003年の阪神勢が目につく。 この年の阪神といえば、星野仙一監督の下、18年ぶり8度目のリーグ制覇を達成。夢の球宴もまさに“猛虎フィーバー”で、中継ぎ投手と抑え投手を除く9部門で阪神の選手がトップに。うち8名は100万票以上の得票を集めた。

その中でも歴代No.1が今岡誠だ。切り込み隊長として快進撃を牽引し、打率.340で首位打者のタイトルも獲得。158万8712票という大記録は、20年以上が経った今でも不動の1位として君臨している。

トップ5までを2003年の阪神勢が占めた中、6位に食い込んだのが1999年のイチロー(オリックス)である。

この年のイチローはNPB史上最速となる757試合目で通算1000安打を達成するなど、前半戦から躍動。ファン投票では134万6504票を獲得し、これは今も破られぬパ・リーグ最多得票記録だ。

トップ10入り、イチロー超え、そして今岡超えへ…。万波は得票数をどこまで伸ばしていくことができるのか、ファン投票の締め切りは6月23日(日)。最終結果の発表は7月2日(火)に予定されている。



© 株式会社グラッドキューブ