ネットバンキング悪用の手口を共有 詐欺被害未然に防ぐ緊急説明会 群馬・高崎市

インターネットバンキングを悪用した特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、金融機関の関係者を集めた緊急説明会が高崎市で開かれました。

この緊急説明会は、SNSを通じた投資詐欺やロマンス詐欺の急増を受け、高崎警察署が開いたものです。18日は高崎署の署員をはじめ、高崎市内の銀行や信用金庫、郵便局などで作る協議会のメンバーらあわせて約70人が出席しました。

説明会ではまず、群馬県内におけるSNSを通じた特殊詐欺の被害状況が5億円以上にのぼることなどが報告されました。

そして、高崎署管内で3月中旬に発生した特殊詐欺の新たな手口が紹介されました。具体的にはインターネットバンキングの本人名義の口座を窓口で作らせた上で預金を振り込ませ、犯人の口座に不正に送金されてしまうものです。

本人名義の口座への振り込みは窓口の職員も不審に思わないことなどが指摘され参加者らは、最新の手口について理解を深めていました。

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