【巨人】戸郷翔征が球宴前の2桁到達目指す「目標には置いておきたい」

巨人の若きエース・戸郷翔征投手(24)が球宴(7月23日=エスコン、同24日=神宮)までの2桁勝利到達を目標に掲げた。

リーグ戦再開初戦となるヤクルト戦(21日、東京ドーム)で登板予定の戸郷は18日、ジャイアンツ球場で投手練習に臨んだ。15日の日本ハム戦(エスコン)で完封勝利まであと一死の好投を見せたグリフィンと笑顔で投球談義するなどリラックスした様子。「(投球の)メカニック的なところをだいぶ話しました。僕から疑問があったのでそれをぶつけて。丁寧に答えてくれました」と笑った。

今季開幕投手を務めた12投手の中で金曜日登板をただひとり貫く右腕は防御率1・85で6勝(3敗)とチーム勝ち頭。球宴まで5試合に登板予定だが、「もちろんすべて勝ちたいですし、それは毎試合思っていること。通過点の2桁というのは、取りあえず目標には置いておきたいなと思います」と〝大台〟到達を目指すという。

5月24日の阪神戦(甲子園)でチームでは沢村栄治氏以来となる聖地でのノーヒッターとなった。チームVは当然として、自身初の沢村賞を目標に掲げる右腕は、「完投数を増やすこともそうですし、オールスターがだいたいシーズンの区切りだと僕は思っている。そこまでに勝ち星だったり、自分の想像している投球というのが多少できれば後半につながる」と先を見据えていた。

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