早明浦ダムに観光船 クラウドファンディングで運航費用募る【徳島】

吉野川上流の高知県・早明浦ダムで、7月から観光船が運航されることになり、6月18日から運航費用をクラウドファンディングで募集しています。

これは、18日に開かれた大学支援機構の記者会見で発表されました。

(NPO法人新町川を守る会理事長・中村英雄さん)

「ダムの恩恵を受けている我々下流の住民が、この村を活性化していかないといけない」

「遊覧船が出せたらなと」

観光船事業は、早明浦ダム建設のため、村の中心部がダムの底に沈んだ高知県大川村を多くの人に知ってもらおうと、村の第3セクター「大川村ふるさとむら公社」と、新町川を守る会の中村英雄理事長が中心になって行います。

観光船は来月6日から毎週土曜、日曜と祝日に運航されます。

このため、観光船の燃料代や看板の設置代など事業にかかる費用を賄おうと、18日からクラウドファンディングで資金を募集します。

期間は8月末までで、目標金額は、300万円としています。

(大川村 和田知士村長)

「わが村は、早明浦ダムが建設されたことで、水没をした村であります。こういう歴史があって今、徳島県の治水、あばれていた川がおとなしくなった川なんだということを、大川村で感じ取っていただければありがたいなと」

大学支援機構は、様々な分野のクラウドファンディングを支援していて、18日は、阿波市での阿波踊り実施にむけた取り組みについても発表がありました。

いずれも、大学支援機構のクラウドファンディングサイト「OTSUCLE」で募集しています。

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