大阪万博教育旅行に懸念

来年開催予定の大阪・関西万博に子どもたちを無料招待する県の計画について、全滋賀教職員組合は県教育委員会に対し、安全面などで懸念があるとして、調査を行う事などを申し入れました。

大阪万博について滋賀県は、県内の4歳児から高校生までの子どもたちが校外学習や家族旅行などで訪れた際に入場料を全額無償にするなど、子どもたちを無料招待する方針を示しています。これについて、教職員らで作る全滋賀教職員組合は17日、県教育委員会に対し、校外学習については、「どの時期にどこに行くかは各学校の自主的判断で決定されるべきこと」と、教育委員会として表明するよう申し入れました。また、万博の会場についても爆発などの危険性があるとされる「メタンガスへの対策」や「休憩場所や夏場の熱中症対策」など安全面に問題があるとして、教育委員会に対し、関係機関への問い合わせや調査するよう求めています。申し入れに対し県教育委員会では、「学校行事の計画・実施は各学校の判断で決定されるものと認識している。また万博の懸念事項については、県の万博推進室を通じて情報発信してもらうよう働きかけていきたい」などとコメントしています。

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