新ホール計画めぐり論戦 県議会6月定例会代表質問【徳島】

県議会6月定例会は6月18日、代表質問が行われ、後藤田知事が現計画の変更を掲げる、新ホールなどについて議論が交わされました。

県議会自民党の嘉見博之議員は、18日の代表質問で、県が現計画に代わって新たに提案している藍場浜公園西エリアでの新ホール整備計画について、この場所での建設を今後進めていくのか質問しました。

後藤田知事は、藍場浜公園西エリアは埋蔵文化財調査の必要がなく、建設が確実だとした上で、次のように述べました。

( 後藤田知事)

「私としては新ホールを藍場浜公園西エリアで整備したいと考えている」

今月10日の県議会事前委員会で県は、現計画のまま旧文化センター跡地で新ホールを建設する場合、一部、埋蔵文化財調査が済んでいないエリアがあるとして、計画を再開させたとしても、少なくとも開館が約1年遅れる見込みだと説明しました。

一方で、自民党県民会議の北島一人議員は、旧文化センター跡地に含まれる徳島市の土地について、新ホール整備を前提に、県へ無償譲渡するとした協定があると指摘しました。

そうした中、藍場浜公園西エリアでの新ホール整備には、解決すべき課題が多いとした上で、次のように主張しました。

( 自民党県民会議・北島一人議員)

「実現がまだまだ不明瞭な事業に、県民皆様の大切な税金を使うことは許されないと考えます」

これに対し後藤田知事は、徳島市との協定を踏まえて話し合いを進めたいとし、次のように述べました。

( 後藤田知事)

「(県と徳島市の)ワーキンググループを早期に開催し、未来志向で具体的な検討を進めて参ります」

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