地域交通の維持へ 滋賀県が自動運転の調査

地域交通の維持やドライバー不足といった課題に対応するため、滋賀県は、NTT西日本などと、EVバスを使った自動運転の調査を行うと発表しました。

これは、18日の定例会見で三日月知事が発表したものです。事業は、滋賀県とNTT西日本などの4者が、共同で行うもので、来年2月までに、滋賀県での自動運転に適したフィールド調査を行います。ニーズや人口密度・公共交通の状況などを踏まえ、自動運転技術に適した地域を洗い出し、3Dマップなどを作成するということです。

事業は、国交省の補助金の採択を受け2000万円で実施され、来年度の実証運行を目指します。自動運転の実証実験については、大津市を含め、全国でも事故が起こるなど課題はあり、三日月知事は、安全は前提にしながら、事故のあったシステムとの違いなどを説明・開示しながら理解を求めていくとしています。県では今後、市や町に協力を求めることにしています。

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