低気圧の影響で、県内でも上・中越を中心に雨が降りました。水不足が深刻なコメ農家にとっては、恵みの雨となったのでしょうか。
十日町市松之山地区のコメ農家・相澤堅さん。今年は、冬の少雪などで水不足が直撃し、一部の田んぼでは田植えを断念しました。18日は午前中に雨が降り、天水田の田んぼに水が溜まったといいますが、期待しているほどではありませんでした。
■相澤堅さん
「昨日の段階では、からからに乾いたけど少し回復したなという感じ。降らないよりはマシだったけど、きょうの雨で本当は全面が隠れるくらいは期待してた。」
こちらの田んぼでは、18日朝の雨でも水がたまらず、地面がヒビ割れしてしまっています。
■相澤堅さん
「今後この状態が続くと昨年みたいに高温障害とか、ひどいと枯れたり収穫できないような状況になったりするので今後そこが心配。」
今年は、田んぼの水を抜く中干しの時期をずらすなど水を溜める対策をとりますが、これからの猛暑への不安が募っています。
■相澤堅さん
「田んぼが乾ききらないようにしたいが、まったく(猛暑が)予想がつかないので、(対策が)ばくちというギャンブルというか今年はそういう側面が多いな。普通に雨が降って、晴れてもらうことが一番の願い、豊作とかでなくていいので普通に収穫できれば今年に限っては十分。」