保険金目当ての替え玉殺人か 男の初公判 広島地裁

廿日市市のホテルで大学生にアルコールなどを大量に摂取させ殺害した罪に問われている男の初公判が開かれました。

被告の男(33)は2021年11月、廿日市市のホテルで愛知県の大学生に睡眠導入剤やアルコールを大量に摂取させ殺害した罪に問われています。

初公判で被告の男は「全て黙秘します」と起訴内容について認否を明らかにしませんでした。

検察側は冒頭陳述で「被告は弟を受取人として自身に多額の保険金をかけ、被害者を替え玉として殺害し、弟になりすまして保険金を受けとろうとした」などと指摘しました。

さらに証拠調べで「保険金替え玉殺人」とインターネットで検索した記録があったことを明らかにしました。

弁護側は「殺人の公訴事実や殺意に疑問がある」と主張しています。

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