【都知事選】ポイントは「少子化対策」「現役世代への経済支援策」 小池百合子氏と蓮舫氏が“七夕決戦”へ公約を同日発表

7月7日の首都決戦に向けて、小池百合子東京都知事(71)と蓮舫参議院議員(56)、注目の2人が同じ日に公約を発表。2人はそれぞれ、「もっと!よくなる!東京大改革3.0」「あなたと次の東京へ。」を掲げ、「少子化対策」や「現役世代への経済支援策」について言及した。

ポイント1「少子化対策」

18日午前10時過ぎ、勝負カラーの緑のスカーフを身につけて会見に臨んだ小池都知事は、「さあ、いきますか。ジャストオンタイムですね。コマーシャルはなしと…はい!」と笑顔を見せながら公約発表をスタートした。

小池百合子氏:
「もっと!よくなる!東京大改革3.0」を掲げまして、この度の東京都知事選挙に出馬をいたします。

この4時間後の18日午後2時過ぎ、トレードマークの真っ白なスーツ姿で会見を開いた蓮舫参院議員は、こう宣言した。

蓮舫氏:
「あなたと次の東京へ。」。
私は都知事になって、7つの約束を実現していきたいと考えています。私は、本物の東京大改革を行います。

出生率が初めて1を割り、0.99となった東京。
2人が共に公約の柱の一つにあげたのが「少子化対策」だ。

小池百合子氏:
子育て・教育にお金がかからない東京を目指します。
出産時の支援といたしましては、無痛分娩費用に対する助成制度、新たに創設をいたしてまいります。

蓮舫氏:
どんな境遇にいる若者でも学べる、働ける、結婚できる、子供を持てる、そんな人生の選択肢がある東京都にしたいと思っています。

小池百合子氏:
高校の授業料の実質無償化。さらには公立学校の給食費の負担軽減など、チルドレンファーストの支援策、これを進めてまいりました。

蓮舫氏:
結婚を選べない経済環境にある若者が増えています。
これは都が婚活アプリを行うレベルで、解決できる問題ではありません。
私が変えます。

ポイント2「現役世代への経済支援策」

さらに少子化対策として、現役世代への経済支援策も打ち出しました。

小池百合子氏:
子育て世帯への家賃負担の軽減。新たな東京版大学給付金制度の創設といった経済的な負担の軽減策も講じてまいります。

蓮舫氏:
若者の手取りを増やす徹底した若者支援を行う。
望んでいるのに、正規の雇用形態に転換できない若者がいるとしたら、私はそこを徹底的に支援をしたいと思っています。

若い世代に向けた政策を訴えた2人は、独自の公約も打ち出した。

小池百合子氏:
無電柱化の取り組みをさらに強力に進めてまいります。
あらゆる危険、災害に備える、それが首都防衛です。首都防衛こそ必要です。

蓮舫氏:
現知事は、政治資金パーティー4000万円前後のものを行ってきました。
私は政治資金パーティーは、一切行いません。

蓮舫氏「私はできるだけ多くのメディアの皆さんの声を聞きたい」

記者は入れずにオンラインで会見した小池知事に対して、記者から質問が相次いだ。

ーー仮に当選した場合、次の4年間で増税は?
小池百合子氏:
宿泊税、もう既に取っておりますけれども、その税率をどうするのか?増税ということは、今、頭にはこれ以外にはない、ということでございます。

フリージャーナリストなど4人の記者からの質問に答えると、公務を理由に約40分で会見を終わらせた。

一方の蓮舫氏は、小池都知事のメディア対応について、自身ならどのような対応をするか質問されるとこう答えた。

蓮舫氏:
私はできるだけ多くのメディアの皆さんの声を聞きたいと思っています。
(「イット!」 6月18日放送より)

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