ゲーム内広告のanzuと電通が戦略的パートナーシップを締結

ゲーム内広告のanzuと電通が戦略的パートナーシップを締結

ゲーム内広告プラットフォームのanzuは、電通とのグローバルパートナーシップを発表しました。電通のクライアントに先進的なゲーム戦略を提供することで、ゲーム内広告の質、ターゲティング、商業的価値などを強化して領域をさらに推進させるとしています。

全世界における1週間あたりのゲームの平均プレイ時間は8時間27分(2020年比14%増)、グローバルユーザー数は33億人超となっており、ゲームは広告主にとって注目のプラットフォームとなっています。電通は、ゲームスペースに効果的な広告を出稿できるグローバルソリューション「dentsu gaming」を展開してきました。

一方のAnzuは、ゲーム内のオブジェクト(建物の壁面やサッカースタジアムのディスプレイ等)に広告を表示することで、ゲーム体験を壊さずに企業のロゴや製品をユーザーにアピールできる広告プラットフォームを提供しています。

2社はこれまでに世界有数のCPG(Consumer Packaged Goods/消費者向けパッケージ商品)、自動車、エネルギーなどのブランドで提携して各種キャンペーンを実施してきているとのこと。

本提携によりAnzuと電通はクライアントに対してゲーム内におけるアプローチを強化するソリューションを提供し、各ブランドがより効果的で魅力的なマーケティングを行えるようになるとしています。

Anzu 共同設立者兼CEO イタマール・ベネディ(Itamar Benedy)氏 コメント

この新しいパートナーシップは、電通のクライアントと業界全体に利益をもたらすものです。私たちは長年にわたり、ゲームにおける広告の総合的なアプローチに取り組んできました。具体的には、クロスプラットフォームの開発と戦略的パートナーシップの確保、アドテク・ベンダーや業界団体との協力による新しいツールや標準の構築、世界をリードするブランドとゲームパブリッシャーの連携、関係者すべてに利益をもたらすエコシステム構築のための基盤整備などが挙げられます。私たちのビジョンを共有できる電通というパートナーとともに、この分野を前進させることを約束します。

dentsu gaming グローバル・エグゼクティブ・バイスプレジデント ブレント・コーニング(Brent Koning)氏 コメント

クリエイティブの質を高め、データと計測を統合し、ゲームにおけるコマースを拡大させる――この新しい戦略的アプローチをクライアントに提供できることを嬉しく思います。ゲーム内広告のソリューションは広告主、ゲームのパブリッシャー、そしてなによりゲームのプレイヤーに利益をもたらすものでなければなりません。ゲームのプレイヤーとコミュニティに敬意を払いながら、Anzuと協力してゲーム内広告の基準を設定し、クライアントの市場参入とオンボーディングをより容易なものにします。

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