沖縄県平和祈念資料館がリニューアルに向けて始動 沖縄戦の実相がより伝わる展示内容へ

沖縄戦の実相を伝え、恒久平和の発信拠点の役割を担う沖縄県糸満市の沖縄県平和祈念資料館。展示内容のリニューアルに向けて有識者でつくる監修委員会が発足しました。

現在の平和祈念資料館は1975年に開館した旧資料館に代わり、2000年に現在の場所に移転しました。戦後80年を前に、戦争を知らない世代が増えるなか、より伝わりやすい展示内容にしようと沖縄戦の研究者で元沖縄国際大学教授の吉浜忍さんを会長とする監修委員会が発足しました。

委員会は戦前・戦中・戦後など5つの部会に分かれ、新たな資料の収集や調査を進める予定で、リニューアルが検討されている箇所を見て回り、意見を交わしていました。

委員会は2025年3月にリニューアルに向けた基本計画を策定する方針です。

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