高知高専で多文化共生についての講演会 ガンで亡くなったネパール人留学生の弟がお礼とメッセージ伝える【高知】

6月18日、高知高専で多文化共生についての講演会が行われました。

講演会には2年前にがんで亡くなったカナル・ケサブさんの弟で高知市の龍馬学園に通うカナル・ジーブラズさんが登壇。学生たちに「やりたいことを前向きに」とメッセージをおくりました。

18日、高知県南国市の高知高専で3年生185人を前に国際交流と多文化共生をテーマにした講演会が開かれ龍馬学園のグローバルプロジェクト推進室・北古味潤 室長が登壇しました。

このなかで、龍馬学園の生徒で2年前の6月24日にがんで闘病のすえ亡くなったネパール出身のカナル・ケサブさんの話に触れ、亡くなる3週間前に当時の高知高専の学生たちに向けて撮影したケサブさんの動画を流しました。

このあと、ケサブさんの弟で去年10月から龍馬学園の日本語学科で学ぶカナル・ジーブラズさんが登壇し高知で多くの個人や団体から支援を受けて療養した兄に代わって御礼とメッセージを伝えました。

最近はホテルのサービス業の仕事に興味があるというジーブラズさん。2025年3月まで龍馬学園の日本語学科で学び自身の夢を追いかけます。

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