「青森ハートビート」15粒入り1箱50万円 青森県産サクランボ「ジュノハート」初競り/八戸市

市場デビュー6年目、2024年も高値での取り引きとなりました。八戸市で、青森県産サクランボ「ジュノハート」の初競りが行われ、最上位の「青森ハートビート」が15粒入り1箱50万円で落札されました。

八戸市中央卸売市場で、南部町と三戸町で生産された「ジュノハート」と「青森ハートビート」の初競りが行われました。

【競り】
「50万、50万、50万!」
(歓声と拍手)

最上位の「青森ハートビート」は、15粒入り10箱が競りにかけられました。最も高いものは、2023年と同じ、過去2番目の高さとなる50万円の値が付きました。

1粒当たり3万円を超える価格です。市内の洋菓子店アルパジョンから依頼された仲卸業者、三戸フルーツが落札しました。

【三戸フルーツ 寺澤晴男社長】
「市内のお菓子屋さんなのですけれど、去年もケーキをそれで作って評判が良かったみたいで、50万円の価値あるなということで(値段を)出しました」

【アルパジョン 松坂和治社長】
「日本中でこの最高のサクランボを召し上がりたかったら、どうぞこの八戸に来てくださいと、そういう思いで落札いたしました。良かったです」

一方ジュノハートは、6月上旬の天候不順の影響などにより、2023年の半分以下となる43箱が上場され、最も高いもので15粒入り1箱1万2千円の値が付きました。

【JA八戸さくらんぼ専門部 留目秀樹部長】
「形の良さ、ハート型、そして味の良さ、この大きさですね。日本で作られているサクランボの中でも、やっぱり一番高級な本当においしいサクランボだと思います」

最高値の「青森ハートビート」は、落札した市内の洋菓子店で19日、特製ケーキにして販売されるということです。

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