大規模災害時の迅速な初動対応めざし官民合同で訓練 長崎

本格的な梅雨の大雨に備えた訓練です。大規模な災害が発生した際に官民合同で迅速な初動対応をとる体制作りの訓練が18日、長崎県諫早市で行われました。

訓練:
「法面崩壊で通行ができないということで、全面通行止めという情報が入っています」

河川の氾濫や地すべりなどの災害が発生した場合、県は県建設業協会など、災害支援協定を締結している団体に応急工事などの支援を要請することにしています。

18日の訓練は協定に基づいて官民合同で行われたもので、県からの要請を受けた団体の職員らが災害を想定した現場に向かい、現場の写真のほか位置情報や被災状況などをアプリを使って報告する手順を確認しました。

県央振興局 大塚英樹局長:
「今回からスマホを使ったアプリなどを活用しておりまして、今のところ順調にできていると思います。大きな災害になると、行政の力だけではすべての情報収集は叶いませんので、関係団体の力を借りながら、早急な対応に努めてまいりたい」

県央振興局では災害発生時に迅速な初動対応をとることで、その後の早急な復旧作業につなげたいとしています。

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