新駅利用者1日の予測は617人 それでも費用は20億超 JR山口線・山口市の新駅構想 設置検討は一時保留に 山口市

山口県山口市は、JR山口線の湯田温泉駅と山口駅の間に、新しい駅の設置を検討していました。

市は、調査の結果、検討を一時保留することを明らかにしました。

山口市では2022年から、済生会山口総合病院が近くにある中園町の中央公園周辺に、山口線の活性化や利用者の増加などを目指して、新たな駅を設けることを検討していました。

去年8月以降調査を実施しましたが、予測される1日の新規利用者数が617人との結果が出ました。

一方で、現在のダイヤを維持したまま新駅を設置すると、20億円を超える事業費が必要になると算出されたということです。

市議会の一般質問で中村千里・都市整備部長は、設置には周辺のさらなる人口集積などまちづくりの進展や、社会経済情勢などの変化を踏まえる必要があるとして現時点では「検討をいったん保留する」と表明しました。

伊藤市長は「世の中の動きの中で対応していくことになる」としています。

© テレビ山口株式会社