南城市長のセクハラ疑惑 野党追及に市「答弁控える」 市長本人は答弁応じず

南城市議会は18日、公用車の元運転手の女性が市長に体を触られたなどと被害を訴えている問題について野党が追求しましたが、市側は係争中である事を理由に答弁に応じませんでした。

この問題は南城市の古謝景春市長の元運転手だった女性が市長から複数回にわたってセクハラ行為を受けたと訴えているもので、女性は損害賠償を求め市長と市を提訴しました。

一般質問で野党議員が事実関係を質したのに対し市側は、女性が当時の総務課の職員にセクハラ被害に関する相談をしたと認めた一方、内容については記録がないなどと説明しました。

また、女性が被害を訴えた後に運転手契約を解除されたことについても手続きに問題はないとしました。

▽野党議員:
「市長の見解を伺います」

市長「・・・・」

野党側は市長本人の答弁を求めましたが古謝市長は応じず担当者も係争中である事を理由に「回答を差し控える」としました。

古謝市長を巡っては市議会の特別委員会が職員を対象に実施したアンケートで「市長のハラスメントがあった」または「見聞きした」との回答が81件寄せられたことが分かっていますが市の担当者は議会での質問に対し「内容を把握していない」として回答を避けました。

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