ジローナ行き決定したチェコの次代DFリーダー/ラディスラフ・クレイチ(チェコ代表)【ユーロ2024】

チェコの次代DFリーダー[写真:Getty Images]

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。

今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。

■チェコ代表
出場回数:8大会連続8回目
最高成績:準優勝(1996)
ユーロ2020結果:ベスト8
予選結果:グループE・2位
監督:イワン・ハシェック

◆注目選手
DFラディスラフ・クレイチ(スパルタ・プラハ)
1999年4月20日(25歳)

今大会でのブレイク期待されるチェコの次代デイフェンスリーダー。前回大会のベスト8チームで、近年はクラブレベルでも健闘光るチェコはかつてJリーグでもプレーしたイワン・ハシェック監督の下で前回大会同様の躍進を目指す。

レバークーゼンで準主力を担ったシックら3選手、キャプテンのソウチェクとツォウファルのウェストハムコンビ、バラクやクフタが比較的名が知れた存在ではあるが、注目は先日にジローナ移籍が決定した左利きのセンターバック。

地元のズブロヨフカ・ブルノから国内屈指の名門スパルタ・プラハにステップアップした在籍5年間でセンターバック、サイドバック、守備的MFを主戦場に公式戦148試合に出場。PKキッカーを務めているとはいえ、ほぼ3試合に1点ペースとなる44ゴールを記録するなど得点力にも優れる守備者だ。

191cmの恵まれた体躯に優れたアスリート能力の有する左利きDFは、地対空の対人の強さに加え、足元の技術、戦術眼、ポジショニングにも優れる万能型で、スラビア・プラハではキャプテンも託されている。

攻守両面で持ち味を発揮しやすい3バックの左での起用が想定される中、ポルトガル、ジョージア、トルコと前線に強烈な個性を持つ相手に躍動を期待したい。

◆試合日程
6月18日(火)
《28:00》
【F】ポルトガル代表 vs チェコ代表

6月22日(土)
《25:00》
【F】ジョージア代表 vs チェコ代表

6月26日(水)
《28:00》
【F】チェコ代表 vs トルコ代表

◆招集メンバー
GK
1.インジフ・スタニェク(スラビア・プラハ)
16.マチェイ・コヴァル(レバークーゼン/ドイツ)
23.ヴィテツラフ・ヤロシュ(シュトゥルム・グラーツ/オーストリア)

DF
2.ダビド・ジマ(スラビア・プラハ)
3.トマシュ・ホレシュ(スラビア・プラハ)
4.ロビン・フラナーチ(ビクトリア・プルゼニ)
5.ヴラディミール・ツォウファル(ウェストハム/イングランド)
6.マルティン・ヴィティック(スパルタ・プラハ)
12.ダビド・ドウジェラ(スラビア・プラハ)
15.ダビド・ユラセク(ホッフェンハイム/ドイツ)
18.ラディスラフ・クレイチ(スパルタ・プラハ)
24.トマシュ・ヴルチェク(スラビア・プラハ)

MF
7.アントニン・バラク(フィオレンティーナ/イタリア)
8.ペトル・セフチーク(スラビア・プラハ)
14.ウカシュ・プロヴォド(スラビア・プラハ)
17.バーツラフ・チェルニー(ヴォルフスブルク/ドイツ)
20.オンドレイ・リングル(フェイエノールト/オランダ)
21.ルカシュ・チェルフ(ビクトリア・プルゼニ)
22.トマシュ・ソウチェク(ウェストハム/イングランド)
25.パベル・シュルツ(ビクトリア・プルゼニ)
26.マテイ・ユラセク(スラビア・プラハ)

FW
9.アダム・フロジェク(レバークーゼン/ドイツ)
10.パトリック・シック(レバークーゼン/ドイツ)
11.ヤン・クフタ(スパルタ・プラハ)
13.モイミール・ヒティル(スラビア・プラハ)
19.トマシュ・ホリー(ビクトリア・プルゼニ)

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