「米原ルートの余地はない」与党新幹線整備委の西田委員長「今年中に駅の位置やルート決定」と強調

北陸新幹線敦賀ー新大阪間の建設促進を図る、自民・公明与党の整備委員会が18日、東京で開かれました。新しく委員長に就任した西田昌司参議院議員は小浜・京都ルートの2025年度の認可・着工に向け「今年中に駅の位置や詳細なルートを決定する」と述べました。

整備新幹線沿線の与党議員で構成するこの整備委員会は、自民党派閥の裏金事件で福井2区選出の高木毅衆議院議員が委員長を辞任したのに伴い、新しい委員長に京都府選出の西田参議院議員が就きました。県内からは、滝波宏文参議院議員が事務局次長に、福井1区の稲田朋美衆議院議員が委員に就いています。

北陸新幹線敦賀以西の整備をめぐっては、この委員会で既に小浜・京都ルートが決定されていますが、石川県などから米原ルートを推す声が急浮上しています。

18日の会合は冒頭以外非公開で行われ、終了後、取材に応じた西田委員長は「米原ルートの議論の余地はない」と明言した上で、小浜・京都ルートの2025年度の認可・着工に向け「国土交通省に、次回の委員会で駅の位置や詳細なルートの案を示すよう指示した。今年中に駅の位置やルートを決定する」などと述べました。

この委員会の次回の開催日程は現時点では決まっていません。

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