「悩んでいるように見えて慰めるため」県職員が学生に抱きつくセクハラ 女性専用エリアに立ち入り独断でミーティング 福岡

学生の女性に抱きつくなどのセクハラを行った福岡県の職員が、懲戒処分を受けました。

■福岡県の会見

「このような不祥事が発生したことは誠に遺憾で県民の皆様に大変申し訳なく、 心からお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。」

停職5か月の懲戒処分を受けたのは、福岡県の総務部に勤務する34歳の男性職員です。

福岡県によりますと、男性職員は2020年9月ごろ、県が設置・運営する技能訓練機関に指導者として勤務していた際、学生の女性に抱きつくセクハラ行為を行いました。女性が警察や県庁に被害を訴えたことで発覚しました。

男性職員は県の聞き取りに対し「学生が悩んでいるように見えたため、慰めるために抱きしめた」などと釈明しているということです。

また、この男性職員は、敷地内にある女性専用エリアに正当な理由なく立ち入り、一部の学生に対し独断で複数回、ミーティングを行っていたということです。

福岡県は全職員に法令遵守の徹底を呼びかけるとともに、技能訓練機関に学生専用の相談窓口を設け、再発防止に努めたいとしています。

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