4月の衆議院島根1区補欠選挙に自民党公認で立候補し落選した錦織功政さん(55)が、18日に党島根1区選挙区支部長の辞表を県連に提出し、受理されていたことが分かりました。
選挙区支部長は、その選挙区の候補者を兼ねるため、次期衆議院選挙に立候補しない意向と受け止められています。
自民党島根県連の絲原德康幹事長はBSSの取材に対し、選挙対応を進めるため来月6日に前倒して開く県連大会に向けて新役員人事をまず進め、その新役員によって新たな候補者を選ぶことになると説明しました。また新たな候補者の選出方法などは白紙としています。
4月の補欠選挙では全国3選挙区中、唯一の与野党直接対決となり、政治とカネ問題の強い逆風を受けた錦織さんは、立憲民主党の亀井亜紀子さんに約2万5000票差で敗北し、長年自民党が独占して来た議席を失いました。
自民党島根県連が16日に松江市内で開いた補選の敗因を総括する会合に錦織さんも出席していましたが、この場では自身の進退に触れる発言はなかったとみられます。