魚を食べる機会が減っている子供たちに魚を食べることへの関心を深めてもらおうと、気仙沼市の小学校で食育の授業が行われました。
授業が行われたのは気仙沼市の九条小学校で5年生40人が参加しました。
日本サステナブルシーフード協会 鈴木允 代表
「栄養がないけど暖かい水と栄養が豊富だけど冷たい水がぶつかると植物プランクトンが増えだします」
18日はタブレットを使い、気仙沼市の基幹産業となっている水産業の知識を深めたり、魚の脂と肉の脂の固まり方の違いも体験しました。
児童は
「(印象に残ったのは)カツオの水揚げが27年連続日本一だったこと」
「釣りの仕方とか船の数とか名前とかいろんなことが分かった」
この授業は学校給食を通じて魚を食べる習慣の普及を進める団体が、東日本大震災の翌年から実施しているものです。
気仙沼の魚を学校給食に普及させる会 臼井壯太朗 代表
「子供たちには食の背景を知るきっかけになったとか、もっと感謝して食べようと言ってもらえるのがうれしい」
団体は地元の小学生を招いた遠洋マグロ漁船の見学などにも取り組んでいて、今後も食育のための活動を続けていくことにしています。