大関“琴櫻”が第二の故郷・倉吉で横綱昇進への決意 偉大な祖父の出身地から綱取りへ熱いエール(鳥取)

大関・琴櫻の昇進と襲名を祝う会が18日夜、しこ名を受け継いだ祖父のふるさと・倉吉市で開かれ、支援者から祖父に続けと、期待と激励の声が送られました。

盛大な拍手で迎えられた大関・琴櫻。祖父でしこ名を受け継いだ先代「琴櫻」のふるさと倉吉市に凱旋。父の佐渡ヶ嶽親方とともに大関昇進と襲名を祝う会に出席しました。
祝賀会では、佐渡ヶ嶽部屋の地元後援会“鳥取県桜友会”など約200人の出席者を前に、琴櫻が今後の活躍を誓いました。

大関・琴櫻:
この名に負けぬよう並べるように精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします。

佐渡ヶ嶽親方:
ここに大関・琴櫻として帰ってくることができた。先代の師匠も喜んでいると思う。

“琴ノ若”から“琴櫻”にしこ名を改め臨んだ5月の夏場所は11勝4敗。最終盤まで優勝争いに絡んだものの、初優勝は逃しました。それでも先代の“琴櫻”の地元からは、期待の声が寄せられました。

出席者:
横綱を目指して頑張ってほしいですし、また横綱になってパーティーができたらいいなと思う。

出席者:
かわいい顔ですね。あんなかわいい顔をして、土俵では鬼のように勝っていく。名古屋場所に向けて、今度は優勝で凱旋してくれれば。

さらなる高みへ、平井知事からもエールです。

平井知事:
もし次に横綱に決まったとなると74代になる。74であれば「なし」なわけでありまして、これはうちがとるほかはない。

琴櫻:
(倉吉市は)もうひとつの故郷のような感じでいます。先代に追いつけるように、この名前を同じ地位にあげられるようにしっかりやっていかないといけない。
鳥取のみなさん、倉吉のみなさんに喜んでいただけるように精進していきたい。

第二の故郷で決意を新たにした大関・琴櫻。7月の名古屋場所での躍進に期待がかかります。

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