初めて地震を経験した人も 異国の地で被災 留学生の支援は

異国の地で巨大な揺れに見舞われた留学生たち。能登半島地震を経験した留学生を支援するため金沢大学などが心のケアにあたりました。

留学生のなかには地震を経験することが初めての学生もいて、日本人が思う以上に精神的に不安を感じているといいます。

多くの留学生がいる金沢大学は心のケアを目的とした専門チームを立ち上げ、神戸市のNPO法人とともに留学生たちの心のケアにあたりました。金沢大学の留学生7人に対し、専門家が症状を改善するための呼吸法などストレスと上手に付き合うためのストレスマネジメントを指導しました。

また、支援物資として留学生の国の習慣にあった豚肉などを使わないハラールなども提供されました。

金沢大学・吉川 弘明 教授:

「寝室で地震を経験された方は、部屋に入れないというようなことを経験された方もいらっしゃいまして、地震の経験のない人は建物全体が揺れるというのはよほど怖いことのようです」

金沢大学の支援チームでは、今後も様々な形で留学生を支援していきたいとしています。

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