秋田駅ビル「アルス」の食品フロアが6月いっぱいで営業休止に 物流コスト上昇などでテナントが集まらず

秋田朝日放送

オープンから半年あまりでまさかの展開です。秋田駅ビル「アルス」の食品フロアが6月いっぱいで営業を休止します。物流コスト上昇や人手不足を背景にテナントが集まらず、売り上げが伸び悩んだということです。

アルスは全館リニューアル工事を経て2023年11月、地下1階に食品の専門店「えきちかマルシェ」をオープンしました。えきちかマルシェには肉や総菜、おにぎりなど7つの専門店が入っています。

アルスを運営する秋田ステーションビルは、空いている区画に日常的に欠かせない魚や卵といった食品を扱う店を入れるため県内外の企業と交渉していました。しかし、商品を輸送するコストの上昇や人手不足を背景に出店者が見つからず、入っている店の売り上げも伸び悩んだため6月30日で地下フロアの営業を休止することになりました。

地下フロアの今後の営業は決まっておらず、秋田ステーションビルは「食品以外にもいろいろな業態を検討し、駅前のにぎわいにつなげたい」としています。

7店舗のうち全国の名産品を扱う店とおにぎりの専門店の2店舗は7月以降もアルスの1階とトピコに移転して営業を続けます。

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