“大谷2世”は「怪物」 リアル二刀流で衝撃弾、米に轟く偉業「オオタニを超えられるかも」

フロリダ大のジャック・カグリオーン【写真:Getty Images】

今季34号で大学通算74本塁打…フロリダ大の記録に並んだ

“大谷翔平2世”として注目が集まるフロリダ大の二刀流左腕、ジャック・カグリオーン内野手がまたしても記録を打ち立てた。全米大学王者を決めるカレッジワールドシリーズに出場し、2回に逆転3ラン。今季34号を記録し、同大の通算本塁打数74本に並んだ。衝撃の打棒に「ミサイル」「オオタニしか比較対象がいない」と米ファンが絶賛している。

ノースカロライナ州立大戦に「1番・投手&DH」で先発。投手としては1回1失点で先制を許すも、自らのバットですぐさま取り返した。同点に追い付いた2回、2死一、二塁で打席が回ると、カウント0-1から低めの直球を一振り。打った瞬間それと分かる一発で右翼席に勝ち越し3ランを叩き込んだ。

この映像を見たファンからは「怪物」「自援護」などとのコメントが寄せられ、“リアル二刀流”で活躍していることから「ジャック・カグリオーンは米国のオオタニ」「オオタニを超えられるかもしれない」「オオタニしか比較対象がいない」と、大谷を引き合いに出す声も寄せられた。

21歳のカグリオーンは昨季、バットの反発係数が2011年に定められて以降の全米体育協会(NCAA)シーズン記録を更新する33本塁打をマーク。今季はリーグ記録に並ぶ9試合連続アーチを放つなど、この日の一発で34号に達した。通算74号は、マット・ラポータ氏が持つフロリダ大の通算記録に並び、試合後には「間違いなく特別な瞬間だよ」と笑顔を見せた。

今夏の全米ドラフトで1巡目の上位指名が有力視される大器。「ジャックタニ」という愛称がつけられ、メジャーでの二刀流を目標に掲げている。果たして憧れの舞台でも、目標とする大谷のように投打で活躍する日が来るだろうか。(Full-Count編集部)

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