神社にグルメ…福島県西会津町の魅力満載のガイドブック片手にまち巡り《もっと!ぐっと!》

福島県の北西部、新潟県との境に位置し、日本の田舎をうたう福島県西会津町。豊かな自然が育んだグルメや、古くから信仰される神社など西会津町観光ガイドブック「じぶんいろ。」を片手に街歩きを楽しんできた。

<大山祇神社>
3年続けてお参りすれば、一生に一度の願いをかなえてくれる山の神様として信仰されている大山祇神社。
毎年6月には「大山まつり」が開催され、福島県の内外から多くの参拝客が訪れる。大山祇神社・宮司の伊藤仲さんは「毎年田植えの一段落した時期に、多くの人が五穀豊穣と家内安全を願ってお参りされたのが元々のはじまり」と話す。まつりは6月1日から1カ月間開催される。
また宮司の伊藤さんがオススメするのが、本殿への参拝。大山祇神社の御本社は、遥拝殿から山道を約4キロ登ったところにあるという。なんと往復で約3時間かかるというが、この参道はふくしま遊歩道50選にも選ばれていて、豊かな自然に囲まれ、川や滝などの音を感じながら参拝することができる。
お参りを終えたら、参拝客向けに90年前から販売している「大山まんじゅう」をお土産にぜひ。町内に店を構える清水屋の出張販売は6月末まで。
◇大山栗入りまんじゅう 8個入り 1200円

<清水屋製菓舗>
大山祇神社で出張販売をしていた清水屋。和菓子のケースには、大山まんじゅうと大福が並ぶ。店舗でも6月は「大山まんじゅう」が人気で多い時には一日で8個入りが300箱売れるという。
洋菓子も販売していて、和菓子は父の清水幹久さんが作り、息子の啓佑さんが洋菓子を作っているという。
なかでも人気の洋菓子は「野沢宿り~む」(1個 160円)。清水屋がある西会津町野沢地区は「野沢宿」として江戸時代に栄えた越後街道の宿場町だった。そこから名前がつけられたシュークリームは、クリームがたっぷり。さらに、季節限定のイチゴクッキーシュー(180円 6月末までの販売)も人気の商品だ。
■西会津町野沢芝草後乙1776-1
【営業時間】午前7:30~午後7:00
【定休日】不定休

<諏訪の森カフェ>
観光ガイドブック「じぶんいろ。」にも掲載されている「諏訪の森カフェ」は、2015年にオープン。おしゃれな店内で、地元産の食材を使った料理が味わえる。
お店イチオシのメニューは、これぞ西会津町!という「シーザーガレット」(1100円)。地元で採れた野菜と、地元産のそば粉を使っている。
ほかに、フランスパンを使い外はカリッと、中はふんわりモチモチに仕上げた「フレンチトースト」(500円)もオススメだ。
店主の阿部純一さんは「6月は季節的にも爽やかですし、大山まつりも開催されているので、帰りに立ち寄ってほしい」と話した。
■西会津町野沢字祝ノ前甲1402-1
【営業時間】午前10:00~午後5:00
【定休日】火曜日

今回参考にしたこちらのガイドブック「じぶんいろ。」は、道の駅にしあいづ「よりっせ」の観光案内窓口で手に入れることができる。また西会津町のホームページにも掲載されているので、西会津町を訪れる際は参考にしてほしい。

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