JR東海は18日、建設が進められている恵那市のリニア中央新幹線の第二大井トンネルなどの工事について完成が2029年度中まで遅れる見通しだと明らかにしました。
恵那市大井町で建設が進む第二大井トンネルの工事区間は 全長約1.9キロで、これまでの計画では、工期を2027年中としていましたが、2029年度中まで遅れる見通しだということです。
JR東海が従来の開業時期としていた2027年よりも後の工期の見通しが示されるのは県内では初めてです。
工事の内容に変更はありませんが、JR東海は工期遅れの理由について、第二大井トンネルは全般的に地表面に近いところをトンネルが通るため、地表面の沈下や生活環境などに十分配慮し慎重に施工する必要があるとしています。
JR東海は工事の契約について今年度中の締結を見込んでいるということです。